自動車関係の技術者としてものづくりに厳しい目をお持ちのF様が暮らしの設計社の外断熱工法、無垢の木の家を選ばれた理由には、ご趣味である登山の装備と通じるものがあるからだそうです。
弊社代表で一級建築士の福地英昭は、F様とお話する中で、その無駄のない合理的な考え方と暮らしに対する非常にシンプルなお考えが自らの考えと非常に近いと感じました。
登山装備の基本は 「必要なものは何ひとつ忘れず、不必要なものは何ひとつ持たない」というものだそうです。厳しい大自然に人間の知力・体力だけで向かっていくのですから、制限がある中でいかに効率的に、安全に行けるかが重要になります。
想定できるあらゆる状況を考えると、あれもこれも装備を増やしたくなりますが装備が多すぎると本末転倒の結果となります。本当に大切なものだけを残した必要最小限の装備が成功のカギとなるのですね。
暮らしの設計社は、人間の五感が活性化するような住まいや暮らしを豊かな住まいであり、豊かな暮らしと考えています。
ですから、無垢の木という自然素材にこだわり、基準を上回る強度の基礎・構造体、高品質なしっかりとした部材やシステムを妥協せずに採用しています。もちろん、住宅の性能としては非常に高性能です。人間にとって身体が資本であるように質実剛健な住まいを目指して作っています。そして不必要なものは装備から外し、シンプルでメンテナンスが楽な暮らしやすい住まいにしています。
弊社の住まいづくりに対するこのようなこだわりが 「必要なものは何ひとつ忘れず、不必要なものは何ひとつ持たない」 という登山装備の基本と通じているとおっしゃっています。
お話し中、ご主人の傍らで安心して穏やかに見守っていらっしゃる奥様の表情や、元気いっぱいのお子様が完成を待ちわびる姿が印象的でした。