私は、家を建てるなら木の家ということを決めていました。木の家と謳っている大手メーカーのモデルハウスを見に行き、色々と話を聞いて考えていたのですが・・・

モデルハウスはとても立派で良く見えるのに、実際そのメーカーの家で建てた人の家はどれも「モデルハウスとは違う家」・・・ということに納得いかない気がしていました。

そんなある時、福地さんの建てる家の見学会を見に行った妻が帰って来て、「この家ならあなたが気に入ると思ったから、ぜひ一緒に見に行こう！」と言われました。

見学会を見に行き、そこで設計者である福地さんと直接話すことで、「家」は単純明快なつくりであればあるほど光熱費、快適性、メンテナンスの手間等の暮らしにメリットがあるということが良く理解できました。実はこれが本当に暮らしてみるとわかります。

そして、福地さんのつくる家は見学会で見た家のイメージそのままが現実であるということ。自分の家を建てたとき、モデルハウスとは違うというガッカリはありません！

柱や梁が丸見えの構造は、デザインだけでなくきっちり作られているのが一目瞭然なので、安心して暮らせます。ボードと壁紙で壁も天井も全部を覆い隠してしまっている家は雨漏り、カビ、動物の侵入、手抜き工事、故障などに気付かないために対応が遅れて家の劣化を早めたり、修理に大きな出費となってしまう・・・だから「構造体表し」を取り入れたという合理性は納得です。

作り手側になってみれば、丸見えというのは余程自信がないとできない工法ですし、６か月間かけて丁寧に作って行く暮らしの設計社だからこそできる家づくりだと思います。

家を建てるにあたっては土地の法規的な規制など、素人では気付きにくい問題もあります。建築条件が厳しい中、私たちの希望に沿うために面倒な問題もあらゆる方法を駆使して、親身に解決してくれたおかげで、理想の家を建てることができました。

建ててからもガレージの増築や、家の中の棚を増設したり、相談してからすぐに形になっていくのも、設計施工者に直接依頼できるというメリットです。我が家の家族のこと、家のことを知っていて下さるからこそ話が早いということも大きなメリットです。すべて無垢の木で化学物質のない自然素材を用いて熟練の職人さんたちの手で一つ一つ丁寧に作られた家は大手メーカーのつくっている家ではない、大手メーカーではつくることができない家であるということが決め手になったと言えます。