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建築で使用される木(木材)は、概ね無垢の木・集成材・合板に分類されます。それぞれに特徴があり優劣はありませんが、化学物質の量には大きく違いがあります。無垢の木だけは化学物質が0です。集成材・合板には接着剤が使用されている為、化学物質が含まれます。よくF☆☆☆☆だから安心と言われますが、化学物質が含まれています。

一般の方が「木の家」と聞いてイメージされるのは、無垢の木で造られた家であると思われますが、実際には柱・梁などの構造材に集成材が使用されたり、床・壁・天井などの仕上げ材に合板が使用されていたりする家も、「木の家」と言われてます。


暮らしの設計社では、家は心と体を包み込むとても大切な場所と考えます。その大切切な場所にもっとも相応しいのは木の家であると確信しました。合板や集成材を使用しない、無垢の木だけを使用した木の家です。作り手の立場から考えれば、狂いの少ない集成材や合板を使用したくなります。しかし、化学物質や無垢の木が持つ魅力など住まい手の立場から考え、無垢の木だけを使用する家づくりに徹する事にしました。

様々な樹種の特性を研究し、様々な改良を重ね、無垢の木の魅力を最大限に引き出す工法にたどり着きました。

無垢の木にも様々な樹種があります。柱・土台・梁などの構造材には、杉・松・桧などの樹種が一般的によく使用されます。それぞれ次の様な特徴があります。


 ・杉:じん性が高く粘り強い。乾燥性が悪い。柔らかく加工性が良いが釘やネジが効きにくい。
 ・松:固くて強度がある。ねじれ等の狂いが生じやすい。ヤニが多く松ヤニが表面に出る場合がある。
 ・桧:耐朽性が高い。乾燥性が良狂いが生じにくい。高価である。
 
   暮らしの設計社の仕様です。
    構造材
     柱・土台:桧(無垢材)4.0寸角
     梁・母屋:米松(無垢材)幅120mm
     垂木:米松(無垢材)3.5寸角
    仕上げ材
     床:赤松(無垢材)厚さ30mmを2枚重ね貼
     壁:赤松(無垢材)厚さ30mm
     天井:赤松(無垢材)厚さ30mm